株式会社 健栄電気

企業活動

2024.06.12

人材育成について考えてみる

朝のニュースで「梅雨入り」という天気予報を目にする時期になりました。

沖縄と九州に続き、四国地方も梅雨入りとなりましたが、
昨年に比べて11日遅れての梅雨入りだそうです。
今年はどの地方も平年に比べて梅雨入りが遅れているようなので
東海地方の梅雨入りももう少しだけ先になりそうです。

先月、現場研修の一環として、元請けの会社様が実施する「VR研修」なるものに
弊社の一部社員も参加させていただきました。
他業種に比べてDX化が遅れているというのは建設業界全体の課題ですが、
ここ最近は少しずつ変化が見られます。

参加した社員からは「実際の作業は危険だからありがたい」との声もありました。
私たちが普段携わっている電気工事は命の危険を伴う作業も多いので
DX化の普及が、作業者が安心して働ける環境づくりに繋がっていけば何よりです。

研修といえば、みなさまの会社ではどのような研修が実施されていますか?

業種や職種によって様々あるかと思いますが、世の中には新入社員の通過儀礼とも呼べる
新人研修やマナー研修をはじめ、セルフマネジメント研修、キャリア研修、
リーダーシップ研修、マネジメント研修と、思いつくだけでもこれだけの研修が存在しています。
(余談ですが、私もかつては「本当にこれ受ける必要ある…?」という研修から、
「すごくタメになった!業務に活かせそう!」という研修まで、
たくさんの研修を受けてきました)

弊社ではいわゆる「研修」と呼べるような格式ばったものは実施できていませんが、
社内アンケートを実施したり、夕食の場を設けて思いの丈をぶつけてもらったりと、
若手の考えや率直な思いを共有してもらえるような取り組みを実施しています。

早いもので、来月で弊社が発足して11年目に入ります。
皆さまのご愛顧のおかげでこの10年は飛躍的に成長できましたが、
この先20年、30年と続くような頑丈な組織にするためには、人材育成に力を入れ、
若手に業務のバトンタッチをしていく必要があります。

もちろん、現場仕事という点においては実践を通して学ぶことができ、
個人の裁量に任せる場面も増えていますが、会社運営における指導者・管理職的視点や
思考というのは、なかなか一朝一夕で身につくものではありません。

そんなわけで、「指導する側」としての視点を養う訓練や意識改革を
研修という形で実施してみるのもアリかな、と感じた次第です。

若手だからこそ見えている景色。
また逆に、指導側だからこそ見えている景色があるはずです。

良い意見は積極的に取り入れて、問題点は改善する。
簡単なようでとても難しいことですが、きっとこれができれば
この先何があっても動じない強い組織になれるのではないでしょうか。

…と、なんだか偉そうに語ってしまいましたが、
若手たちも「頑張ります!」と言ってくれているので、
部署や年代の垣根を越えて協力し合いながら、
みんなが安心して働けるような会社にしたいものです。