2024.10.17
【箸休め】「日本のハロウィン仮装」とかけて?
朝晩と日中の急激な気温差に加え、秋雨前線による長雨、すっきりしない天気、
そして夏の疲れが一気に噴き出すこの時期…片頭痛、もれなく絶好調でございます。
長く続いた酷暑から解放されてかなり過ごしやすくなったとはいえ、
季節の変わり目で本調子ではない方もいらっしゃるかと思いますので、
今回は箸休めとしてハロウィンの話題を。
日本においてすっかり秋の風物詩となったハロウィンですが、
その発祥は古代ケルト人が信仰していたドルイドの文化とされています。
ドルイド教において新年は冬が始まる11月1日とされており、その前日、
つまり一年の終わりである10月31日に収穫祭が開かれます。
大晦日となるこの日は死後の世界へと繋がる扉が開くとされており、
先祖と共にやってくる悪魔や魔女から身を守るべく、
悪霊たちと同じ格好に扮したのが仮装の始まりだとされています。
つまり本来のハロウィンとは、日本でいうところの「収穫祭 兼 お盆」
みたいなイベントなわけです。
それが日本に伝播すると、サブカル大好きな日本人の気質も相まって独自の進化を遂げ、
現在では「渋谷ハロウィン」に代表されるようなコスプレイベントとして定着しました。
これにはFacebookやInstagramといったSNSの普及も大きく影響したようです。
仮装した子どもたちが町を練り歩き、玄関先で「トリック・オア・トリート!」と
お菓子をねだる文化こそ定着しませんでしたが、その代わり日本では
お菓子メーカーやスイーツ店、コンビニ各社がハロウィンにちなんだスイーツを販売する
いわゆる「ハロウィン商戦」が顕著です。
また近年では、若手の多いIT企業やベンチャー企業、大手企業を中心に
ハロウィンイベントを導入する企業も増えているそうです。
忘年会や新年会といった伝統的な飲みの場は、いくら上司に無礼講と言われても
「上司の飲み物が減っていたら次の飲み物を確認して注文」する、
「上司の武勇伝や自慢話を聞く」といった役割が求められますので、
みんなで仮装をしてケータリングをつまみながらワイワイ盛り上がったほうが、
距離はグッと縮まるんじゃないかな…と、個人的には思います。
そして今年の10月は、ハロウィンに加えて衆院選が行われます。
特に今回は「一票の格差」を是正するため小選挙区の区割りが大幅に変更されます。
愛知県も定数が増加し16区が新設されましたが、これに伴い、我らが一宮市も
9区から10区へ変更となりました。
ハロウィンを楽しむ前に、まずは投票所に行きましょう。
最後に、今回のブログのタイトルにした「なぞかけ」の解を。
「日本のハロウィン仮装」とかけて「今年の衆院選」と解きます。
その心は、どちらも「隠さない(格差ない)」でしょう。
(とはいえ、小選挙区の一票の格差は依然として2倍を超えている状況なので、
格差がないというわけではないのですが…そのあたりは目を瞑っていただければ)